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バイセクシュアルの気持ち~GL的ガールズトーク~【後編】


バイセクシュアル同士の本音の座談会!前編では、自分がバイセクシュアルだと気づいたときについてお届けしました!後編では、カミングアウト、バイセクシュアルだから経験した嫌なこと、バイセクシュアルで良かったことを話しましたー!

※バイセクシュアル…男性・女性の両方を恋愛対象とする人。男女だけでなくあらゆる性別を恋愛対象とするパンセクシュアルもある。



ミカさん(19) 元気ハツラツな女の子。現在、男性とお付き合いしている。
アヤさん(19) 男女区別なく仲良くする主義。自分をしっかり持っている。
アンナ(20) GL編集スタッフ。女性とお付き合いしたことはなく、現在男性とお付き合いしている。


カミングアウト(※)

※カミングアウト…打ち明けること。セクマイのコミュニティで使われる際は、セクシュアリティを打ち明けることを指します。「カムアウト」「カム」と略されることもあります。

―ストレートの人やセクマイの人、色んな人にカミングアウトする機会はあると思うけれど、どんな風に言っている?

ミカ:セクマイさんにカミングアウトするときは、血液型A型なんだ~と言うようなノリで言う。ストレートの友達はある程度仲良くなって理解がありそうだったら、サラッと軽いノリで言う。
重くなると相手に負担かなと思って。

アヤ:私も相手がセクマイだと分かっていたら、サラッと言うかな。

アンナ:セクマイ女子の集まりのときって、完全なレズビアンが多くて、バイセクシュアルだと嫌な顔されない?

ミカ:嫌な顔されるよね。レズビアンはレズビアンで固まりたいのかなと思ってしまう。そういう人ばかりではないと思うけれど。

アヤ:カミングアウトのときは嫌な顔されないけれど、レズビアンの子に自分に彼氏ができたと伝えるときは少し嫌そうなのは伝わる笑

ミカ:私もレズビアンの子に彼氏できたと報告するのは躊躇うかな。

アヤ:ストレートの仲良い人だとカミングアウトするのは凄く探り探りになってしまう。

アンナ:関係を壊したくないから?

アヤ:それもあるけれど、多分仲の良い友達は「そっか」と受け入れてくれるだろうと思う。でも、逆に素直な気持ちは気を使って言ってもらえないだろうなと思う。だから、「バイセクシュアルの人ってどう思う?」とか「もし女の子しかいないとなったら、女の子とでも恋愛できそう」とか若干嘘も混じるけれど、カミングアウトする前に探ってしまう。

アンナ:なるほどね。今、社会はセクマイに対して差別してはいけない風潮が少しずつ高まっているから、カミングアウトしたときに明らかに何か言ってくる人は少なくなっている。けれど実際、理解者かというと違っていて、気を使わせてしまったり、本音で話せなかったりする結末になることが多くて難しいよね。だから、言って大丈夫な人かは、どうしても探ってしまうと思う。

ミカ:打ち明けた相手に、セクマイを差別してはいけないと意識させすぎて、押し付けているようになるのが嫌で言わないときもある。

アンナ:それでカミングアウトしても、結局心の距離は離れてしまうものね。

アヤ:だからこそ、関係の浅い人にはサラッと言ってしまうかも。仲良い人の方の方が実は言いにくい。ミカちゃんの言うように、相手の負担になるかもと考えてしまう。

アンナ:私は数人以外にはずっとクローゼット(※)だったのだけれど、大学に入ってGirrls∞Luv!に入って、この活動をもっと全面的に押し出していきたいと思ってからはTwitterとかでもオープンになった。でも、面と向かってカミングアウトするのと、Twitterのプロフィールにサラッと書くのでは、自分の負担も相手の負担も違う気がする。面と向かって打ち明けたら、相手は何かしら反応しなくてはいけなくなるから、そういうところを楽したかったのかも。カミングアウトとオープン(※)はやはり重みが違うんだと思う。

※クローゼット…自分の性的指向やセクシュアリティを公開しないこと、またはそのようにしている人。
※オープン…自分の性的指向やセクシュアリティを公開すること、またはその人。

アヤ:私は、リアルの知り合いだと本当に片手に収まるほどしかカミングアウトしていないかな。わざわざ言う必要ないと思うときもあるし。

アンナ:関係が本当に壊れるというより、気持ち的に距離が遠くなるのが嫌だもんね。必ずしも、言わないといけないわけではないし。心の距離が遠くなる可能性と天秤にかけると余計に言わない選択をしてしまうよね。ストレートの人の中に理解者は増えてほしいと思うけれど、ストレートの友達に無理に差別してはいけない!と距離をとられたくもない。
私は、レズビアンの子に対しての方が思うことがあったりする。ストレートの人に対して差別してほしくない!と思っているのにバイセクシュアルに対して冷たいときがあるのは、どうなのかなと思う。恋愛的に好みではないとか、ワイワイ話したい相手ではないとかは人それぞれだと思うけれど、バイセクシュアルだとカミングアウトしにくい空気や彼氏がいるとカミングアウトしにくい空気は嫌だな。前に「バイセクシュアルはどうせ最後には男のところに行くんだろ」と吐き捨てられたことがあった。もちろん、少数派だろうけれど…。

ミカ:それは、実は大多数のレズビアンが思っていることなんじゃないかと思ってしまう…。

アヤ:私も昔、レズビアンの人に「バイセクシュアルって都合よく女を利用しているだけでしょ」と言われたことがある。バイセクシュアルに対して中途半端と思うのかな。

アンナ:セクマイの偽物みたいな扱いされている気がする。バイセクシュアルだから男女どちらも好きになるものなのに、男性を好きになれば結局そうなんでしょと言われ、女性を好きになれば、本当か?と言われ、疑われているみたいな感じ。

アヤ:レズビアンとストレートは女性を好きになるのと、男性を好きになるので、完全に分かれるけれど、レズビアンとバイセクシュアルは女性を好きになるという点で一致していて、でもバイセクシュアルは男性も好きになるから、完全に意見の違うレズビアンとストレート以上に、同性である女性を魅力的に感じる点は同じであるレズビアンとバイセクシュアルの方が理解しにくいのかなと思う。女性が好きなのは一緒なのに、バイセクシュアルは男性も恋愛対象になることで、レズビアンとバイセクシュアルって少し距離をとってしまう気がする。

アンナ:確かにそうかもしれない。過去にバイセクシュアルの人についての嫌な思い出があってバイセクシュアルを嫌いになった人もいるだろうけれど、それだけではなさそう。根本的に思っていることがあるんだろうなと思う。

アヤ:難しいよね。でも、理解はしてもらえなくても、知っていてほしいかな。


バイセクシュアルだから経験した嫌なこと

―バイセクシュアルだから経験した嫌なことってある?

アヤ:一番は自分のセクシュアリティを受け入れてもらえないときかな。彼氏に付き合ってからバイセクシュアルだとカミングアウトして信じてもらえなかったりとか。

ミカ:私は、キモイって言われるときが一番辛いかな。冗談でも嫌だな。

アンナ:冗談でそういうこと言っているのってよく聞くもんね。

アヤ:言っている人たちはこちらがバイセクシュアルだと知らないもんね。

アンナ:高校の時に友達が冗談でセクシュアリティをネタにしていて、勇気を出して注意したら意識高い系なん?って笑われた。

アヤ:社会全体では差別はやめようねという風潮でも結局、本音は変わらないんだろうなと改めて実感するよね。

ミカ:先生に授業中にキモイと言われて、泣いたことがある。生徒会の子がおかしいと声を上げてくれて、教師間の勉強会を開いてくれたみたいだけど、辛かった。

アンナ:それは信じ難い。教育者なんだから、しっかりしてほしいよね。幼いときからちゃんと教育しておくと差別意識は和らぐと聞くし。

アヤ:バイセクシュアルで嫌な思いをしたというより、性別で区別つけられるのがすごく嫌で、そっちの方が多いかな。

アンナ:バイセクシュアルの中には性別の区別をあまり深く考えていない人も多くて、そういった人はどうして性別の型に嵌め込まれなくてはいけないの?と嫌に思うよね。

アヤ:異性だから仲良くできない、一緒に遊べないと男の子に言われたときとか、男友達の彼女に女であるがゆえに嫉妬されたときとか嫌だったな。男友達が彼女の前でペットボトルの回し飲みをして、別の男友達が受け取ったときは何もなかったのに、私が受け取った時だけ女だからと泣かれたことがあった。男ならいいけど、女だからダメというのはストレートの人にとっては多分当たり前だし、社会的にも性別で区別しないというのは無理だと分かっているけれど、だからこそ、もどかしかく不快に思ってしまうよね。

アンナ:難しいことだけれど、違う考えの人がいるということをお互いに理解する必要があるよね。どうして女友達はいいのに、男友達はダメなの?という話を彼氏としたのだけれど、私は性別で区別されるのが嫌、彼氏は異性と遊びに行かれるのが嫌で、お互いに嫌なことがあるのなら妥協点を見出して歩み寄るしかないのかなと思った。今だから思えることで、話している最中は喧嘩腰になってしまっていたけれどね(笑)

アヤ:でもやっぱり、こうやってバイセクシュアルの人同士で話すと分かり合えて気持ちが落ち着いたりするよね。

アンナ:似た立場にいる自分を分かってくれる人は、どんなことに関しても必要だからね。

ミカ:バイセクシュアルの友達少ないから、作りたいよね!


バイセクシュアルで良かったこと

―バイセクシュアルだから経験した嫌なことを聞いたので、次は良かったことを聞かせてください!

ミカ:性別に関わらず、たくさんの人を好きになれたこと!

アヤ:それはあるね!

アンナ:男女どちらにも魅力を感じられて好きになれること自体が私は幸せだな。

アヤ:分かる。ストレートやレズビアンの人はどうこうというわけではなくて、単純に得しているかもと思うことがある。

アンナ:私は、自分がバイセクシュアルで良かったと思うけれど、2人はどう?

ミカ:私も、バイセクシュアルで良かったと思う!

アヤ:私も今は思うかな。でも、今でもときどき、世界の多数派だったら…と思うことはあるけれど、こうしてバイセクシュアルだからこそ繋がれた人もいるし!

アンナ:確かに多数派の方が精神的に楽だと考えてしまうものね。でも、楽しんだもの勝ちだからね!笑

アヤ:好きになる対象が男女両方だったり、性別は関係なかったりするから得ということもあるけれど、そのおかげで性別関係なく盛り上がって話ができるのも、バイセクシュアルならではで良かったなと思う。男目線で男友達とあの子いいねぇ…とも話せるし、女の子とあの人かっこいい!とも話せるし。

アンナ:どっちも楽しいよね!笑

アヤ:バイセクシュアルにはバイセクシュアルなりの楽しさがあるよね。

アンナ:もっと社会が良くなってほしいと思うことはもちろん多いけれど、今を楽しみたいよね!





前編、後編と続きましたバイセクシュアル同士のぶっちゃけトークいかがだったでしょうか?同じバイセクシュアルの中でも人それぞれのきっかけがあり、好きになる感覚があり、嫌だと思うことや良かったと思うことがあります。バイセクシュアルってこういう気持ちなんだ、ということを読んでいただき、不安や寂しさを抱いているバイセクシュアルの方の心の救いと、他のセクシュアリティの方にバイセクシュアルの気持ちを知ってもらえるきっかけに少しでもなれていたら嬉しいです♪





Text by anna
兵庫県・大学3回生
大学も半分が終わり、寂しさやら焦りやらでいっぱいです(^^;

バイセクシュアルの気持ち~GL的ガールズトーク~【後編】
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