シェアする
Share on Facebook12Share on Google+0Tweet about this on TwitterShare on Tumblr0
関西クィア映画祭で体験できるインパクトが日常を変える

eden


新宿のショーパブ「EDEN」で働く店長兼演出家のミロ(山本太郎)と個性豊かな面々が巻き起こす喜怒哀楽を人間味あふれるドラマで描きだす。関西クィア映画祭上映予定作品。©2012 映画『EDEN』フィルムパートナーズ



私はクィアではない。
数年前、関西クィア映画祭に行ったあと、自分への捉え方が新たに生まれました。
それは自分の見ている世界の狭さに気が付いたから。
私は映画祭で出会った作品の豊かさに圧倒され、日常の捉え方がガラリと変わったから、新しい自分に気が付きました。

関西クィア映画祭とは?

「クィア(Queer)」を 切り口に、「性」とそれに関わる「暮らし・生き方」をテーマにした映像作品を上映する関西で最大規模の映画祭で、なんと今年で第10回目を迎えます!
他の映画祭と大きく異なるのは、上映作品のバリエーションの豊富さ!
「同性愛」をテーマにしたものだけでなく、トランスジェンダーやバイセクシュアルがテーマの作品も数多く上映。そしてさらに、性に関わることと民族や障害に関わることとが交差する作品も上映され、この映画祭でしか観ることができない貴重な映像作品にも出会えます。

2016年は、華語特集・日本軍『慰安婦』問題・ピンクウォッシュってなに?という3つの特集があり、長編11作品、短編10作品、過去の上映作品の再上映(3作品)など、全19の国・地域から集まる作品はなんと41作品にもなります。そのうち31作品は日本初上映!

「クィア」とは?

もともとは英語の“queer”=奇妙な、変な という意味で「オカマ」など“ふつう”でないとみられるひとへの差別的な言葉でした。現在ではこれを逆手にとり、さまざまな少数派を肯定し「典型的でない」生き方をポジティブに捉えなおす意味として使われるようになっています。

関西クィア映画祭では「クィア」を使うことで、男女の制度や社会的な規範にとらわれない、LGBTの枠にもとらわれない、ひとりひとりの性のあり方や生き方は多様だ!とポジティブなメッセージを発信しています。

あなたの生き方は、社会の枠や男女の枠、LGBTの枠、レズビアンの枠…など外部的な要因で決めていることはありませんか?
枠にとらわれない多様な生き方に出会える。
気が付かないうちにはめられていた既存の「枠」が見えてくる体験ができる。
そして自分とその周りにある世界を新しく捉えることができる。
そんな場が映画祭にあります。
今回は関西クィア映画祭で体験できること!をご紹介します。

◆自分の生きている「枠」が見えてくる!

ほんとうに自分の生きている社会や世界は見えていますか?
まだあなたの世界の認識は広がります、見えていなかった「枠」がクリアになります。
関西クィア映画祭では性に関わるテーマだけでなく、障害や民族の課題も関わる作品が多く上映されます。
関西クィア映画祭で私は「世界の枠が見えていない無自覚な自分」に出会いました。
今年の映画祭では「ピンクウォッシュってなに?」という特集があります。
クィア課題としてのパレスチナ解放
もしかしたらすでに陥っているかも知れない、人権的なイメージ戦略である「ピンクウォッシュ」
ほんとうにそれを知っているといえますか?
ネットで検索して情報を見つけるだけでなく、ぜひ映画祭でその意味を体験してみてください!
そして見えていない「枠」をぜひ見てきてください!

◆ビアンだって言い切れなくてもいい!と開き直れた

私が映画祭に行ったのは「同性が好きなのかも知れない。でも付き合ったことのない自分はレズビアンだといえるのかよくわからない…」と、もやもやした思いを抱えていたときでした。
そして自分のあり方、生き方をぶつけている作品に驚いたのと同時に、生き方を言葉で定義しなくてはいけないという考え方にとらわれていたのに気が付きました。
そうすると、自分の曖昧でもやもやとした状況もありなのだと慌てることがなくなりました。
自分がもやもやとしていることも肯定できるようになった。このことで随分とラクになりました。
性のあり方や生き方に、もやもやを抱えていたら、そんなおおらかな自己肯定ができるかもしれません。

◆自分にとって「ありえない」が「面白い」になる!

例えば「バイブ」と聞いて何を考えますか?
表向きに「振動」と考える一方で、そんな口に出すのはちょっと恥ずかしいかも。
そう考えるかもしれませんね。実際に私も口に出すのは憚れました。
しかし2014年の関西クィア映画祭で上映された「すいっちん」という作品に出会ってから、セックストイについて、ちょっと面白いかもと考えられるくらいになりました。
あなたのなかで無意識に制限をかけていることありませんか?
今年の映画祭でもその制限が外れて面白いことに出会える作品が待っています!

「あなたの日常が映画祭のインパクトでもっと面白くなる」

私の生き方は、男女の枠にとらわれ、社会の枠も重視し、多数派の意見から決めることが多く、現在もそうだと感じています。映画祭に行く前は、そのことにすら気が付かず。無自覚にマジョリティな考え方を受け入れ、そして同性が好きなのかもしれないという自分のあり方に違和感を抱えていました。
しかし関西クィア映画祭に参加したあとは、「好き」に対する曖昧な自分のあり方を受け入れることができ、見えていなかった問題に気が付き、制限をかけていた面白いことを知ることができて、日常の見え方が少し変わったように感じています。
多数派の枠で生き方を決めている自分は「クィア」とは遠いのかもしれないと考えながら、自分がどんな枠で生きているのか自覚できたのは大切で必要な体験でした。
きっと「私はクィアではない」と表現しても、関西クィア映画祭の場では否定されないでしょう。なぜなら、映画祭の場はさまざまな考え方が集まり、ひとりひとりが異なることが認識されているミックスな場であり、それが映画祭のもつ最大の魅力です。

日常で生きている枠が見えていなかったことに気が付くインパクト。
これはぜひ会場で体験を!



第10回関西クィア映画祭2016~ 歴史をつくる これからも わたしたちも ~

◇日時と会場
・大阪会場
2016年4月29日(金) 30日(土) 5月1日(日)
とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ
・京都会場
2016年5月 20日(金) 21日(土) 22日(日)
京都大学西部講堂

入場料やチケットなどの詳細は公式HPをチェック!
Twitterアカウントでも最新情報発信中!



text by:Tommy
百合の花園に生息。関西クィア映画祭がセクマイの世界への初めの一歩でした。

Girrls∞Luv! WEBマガジンtopへ戻る

関西クィア映画祭が日常を変える!
シェアする
Share on Facebook12Share on Google+0Tweet about this on TwitterShare on Tumblr0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です