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これは見るべき!
ちょっと社会派なセクマイ映画3選

セクマイ(※)の愛やロマンスをテーマにした映画もいいけど、たまには考えさせられるようなセクマイ映画も見たいですよね。
ということで今回は、TSU◯AYAなどのレンタルショップで借りられる「ちょっと社会派なセクマイ映画」を3つご紹介したいと思います!
セクマイ・マイノリティにまつわる問題をテーマに含んでいる映画ですが、セクマイ初心者の方も楽しめるエンターテイメント性も高い映画をセレクトしています♪
※セクマイ…セクシュアルマイノリティ(性的少数者)の略。LGBTなどをはじめとした多様な性を生きる人々を表す言葉。

 

 

RENT(2005)

 

 

言わずもがなの名作「RENT」(レント)は貧困・エイズ(HIV)・ドラッグ・セクシュアリティ(※) などをテーマにしたブロードウェイ・ミュージカルを映画化した作品。
タイトルの通り、RENT(家賃)を払えない若者たちが主役の物語です。
この作品のテーマソングである「Seasons of Love」はとても有名なので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
※セクシュアリティ…性のあり方に関するあらゆることを指す言葉。

 

 

セクシュアリティを含め多様な背景をもつキャラクターが出てくるのがこの作品の魅力。
映画監督を目指す主人公に、HIVポジティブ(※)のMtFトランスジェンダー(※)と同じくHIVポジティブの薬物中毒者のカップル、弁護士と社会活動家兼アーティストのレズビアンカップル、HIVポジティブのストリッパーとHIVポジティブで元薬物中毒者のミュージシャンのカップルetc…
文字に起こすとかなりヘビーなバックグラウンドを持つキャラクターたちですが、
作品を見ると、それぞれの悩みや苦しみを背負いながらも一生懸命に生きる彼らの生き様に心打たれるはずです!
ストーリーと音楽を通して、様々な問題について考えるきっかけを与えてくれる作品であり、セクマイだけでない色々なマイノリティをエンパワーメント(※)してくれる作品だと思います。
※HIVポジティブ…HIV感染者のこと。
※MtF…「Male to Female」のこと。生物学的な性別が男性で、性自認が女性であること。
※トランスジェンダー…「割り当てられた性」 (他者によって、身体的特徴などに基づいて男性か女性かに識別される性) とは違う「性自認」の状態にある人のこと。
※エンパワメント…広義の意味では「勇気づける」こと。

 

日本でも毎年のようにミュージカルの公演が行われています!
2017年の公演は7/2〜8/2とのこと。詳しくは公式サイトをチェック!
シアタークリエ ミュージカル『RENT』→ http://www.tohostage.com/rent2017/

 

 

チョコレートドーナツ(2012)

 

 

シンガーを夢見るゲイのルディとクローゼット(※)の弁護士ポールが出会い、育児放棄されたダウン症の少年マルコを育てるという物語。
「1970年代のニューヨークのブルックリンでゲイの男性が育児放棄された障害児を育てた」という実話からアイデアを得て製作された映画です。
3人は共に暮らし始めて家庭を築いていきますが、ゲイカップルが子供を育てるということで好奇の目にさらされます。
そして裁判沙汰となり、二人の頑張りもむなしく、やがてマルコは引き離され親元へ戻されてしまいます。
※クローゼット…自分の性的指向やセクシュアリティを公開しないこと、またはその人。

 

少年マルコにとって、育児放棄をする親と暮らすよりも、ルディとポールと共に暮らした方が経済的にも精神的にも安定することが明白なのにも関わらず、それが男性同士のカップルということで認められませんでした。
「家族と一緒に暮らすことが法的に認められている」それは異性愛のカップルにとっては当たり前のことかもしれません。
でも、同性同士のカップルだから認められない。
同性カップルが制度や生活面において差別されるという現実を、この映画で目の当たりにすると思います。
家族愛に重心を置いているストーリーなので、ちょっと“ストレート向け”な映画に感じられるかもしれませんが、実際に今の日本でも、レズビアンやゲイのカップルが里親として認められるのはまだまだ難しいのが現状。
もし日本で同じような状況になったとしても、ルディとポールのような結果になる可能性が高いので、ストレート向けの映画だと片付けることができない作品だと思います。
2017年4月、全国で初めて大阪市で男性同士のカップルが里親として認められたというニュースがありました。
日本でも少しずつではありますが多様な家族のあり方が知られるようになってきた、そんなタイミングにぴったりの作品です。

 

「チョコレート ドーナツ」公式ウェブサイト→ http://bitters.co.jp/choco/

ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気(2015)

 

 

末期ガンを患った女刑事がローレルが、同性パートナーであるステイシーに遺族年金を遺すために戦ったという実話に基づいて作られた作品。
二人が権利を勝ち取るまでを記録した「FREEHELD」(2007年)というドキュメンタリーが映画のベースになっています。

 

刑事として20年以上働くローレルは、若い自動車整備士のステイシーと出会い恋に落ち、郊外に一軒家を買って一緒に暮らし始めます。
そしてクローゼットだった二人の関係も徐々にオープンになっていき、犬を飼い、二人は家庭を築いていきます。
しかしそんな日々もつかの間、ローレルは病に冒されてしまいます。
ローレルは自分が死んだ後もステイシーが家を売らずに暮らしていけるよう、遺族年金を残そうとしますが、同性カップルには法的に認められておらず、権利が認められるよう二人は法廷で戦います。
日本では「感動の物語」というコピーを付けられてしまっていますが、決してお涙頂戴的な感動を誘う物語ではなく、あくまで「平等な権利を勝ち取るために」奮闘した二人と、それをサポートする周囲の人たちの姿が描かれている作品です。

レズビアンであることをカミングアウトしたエレン・ペイジがステイシー役を務め、彼女はこの映画の作品づくりにも携わっています。
ビアン(※)の恋愛の描写やクローゼットの辛さなど、レズビアンの生の声を監督に伝えたとのこと。
そのおかげもあって、前半はちょっとベタだけどリアルなビアンカップルのラブストーリーになっているので、真面目なテーマですが見やすい映画だと思います!

※ビアン・・・レズビアン(女性同性愛者)の略称。

 

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いかがでしたでしょうか?

どれもレンタルショップで借りられる映画なので、ぜひトライしてみてください!

 

今回紹介した映画は入門的なものばかりなので、「もっと社会的なメッセージ性の強いインディペンデントな映画を見たい!」「もっとリアリティのあるセクマイ映画を見たい!」という方は、ぜひ関西クィア映画祭に足を運んでみてください!

商業的な映画では味わえない、深く考えせられる映画と出会えますよ♪

 

Text by:えみりー
東京で暮らして半年。二丁目にはまだ数えるほどしか行けてません。。!

 

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